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インタビュー「コッシーの職業病」

おっす!

おらイサム!

今回のブログはアーティストYUTA KOSHIYAMA a.k.a コッシーにインタビューしてきました。今回は敢えて職業をふせてインタビューを書いています。記事を見て興味をもったら最後にコッシーのHPのリンク張っときますのでそちらも覗いて見てください。
それではどうぞ!









〜めっちゃ客引けたもん。珍しがられて。〜



今日はよろしくお願いいたします。


いえいえこちらこそよろしくお願いいたします。

どう最近?忙しい?

大体夕方スタートなんでそこから忙しいっす。皆仕事終わってから(店)来る。

コッシーのagitΩのHP、(反応)どう?

わかんないす。笑。どーなんすかね?でも、そっからメール来たり。

どういうメール?

岐阜の女の子なんすけど。岐阜で探してて、見つけましたって。2件位あったっす。

反応早い。何も告知してないでしょ?

そっすね。でも俺ブログもあるんで。

ブログから。好きな人は好きやもんな。どう、ぶっちゃけ、肩身狭いとかある?

特にないですよ。海外だと普通やし、スポーツ選手がしてたりで市民権あるし、、、

日本やと見ると目くじらたてるというか、しかめっ面されるというか。でもサッカーのネイマールとか、前やったらベッカムとかは問題ないっていう。よくわからんよな。

よくわからないですね。日本人は駄目。

ビジュアル的によろしく無いのかな?

確かに俺も、派手な人見ると「なんじゃこの人」って思いますけど。

笑。まー、コッシーが言うなら間違いない。笑。
そんな感じやでさ、今の若いコなんてもう、無理やん。ちょっとでもレールはずったら仕事が無い。だからレール外れるようなことはしにくい。

田舎は特にもう、仕事がない。都会いけば居酒屋とかでもしょっちゅうおるけど。高山でもそういう奴が働ける店作ろうって、そういう話あるけど、、、

いいっすね。古い町並みでそういう奴がめっちゃいい接客したら売れそう。

でしょ?マイナスでもあるけど、、俺なんかキャバクラの呼び込みしとった時、めっちゃ客呼べたもん。珍しがられて。

客引きやっとったの?

はい。めっちゃ客引けたっす。

それ何歳くらいのとき?

25~6の時っす。




〜「就職」とかやってない〜


高校はこっち?コッシーの描いた桜


工業(高山工業高校)す。

学校卒業して名古屋へ?そのあとその道に?何でまた?

小さい時から絵が好きで。高校ん時とか授業中ずっと絵描いとって。で、その頃バーストって雑誌読んで。たまにある特集の絵を真似したり。そしたらタケルってやつが「お前スタジオやれよ」って。で、高三の就職活動の3者面談で「俺スタジオ就職する」って。

大反対やわな。笑

はい。めちゃくちゃ三者面談長くなっちゃって。笑

親もびっくりや。笑。なにそれ?美味しいのそれ?みたいな。笑

笑。そんで諦めたふりして。そしたら非常勤のおじいちゃんの先生がスタジオ電話してくれて。

おー。よかったやん。

そしたらスタジオの人が「そんな"就職"とかやってない」って。

笑。そりゃそうか。

そーいう世界じゃないって。給料無いし、休みもないよって。

相撲の新弟子みたいな。

そーなんやーって、現実知って。じゃあとりあえず名古屋行けばいーかって、適当に就職して。でも半年で辞めて、そっから無職で。その後派遣とかしながら、悪さしたり、、、その頃の事あんまりおぼえてないけど

盗んだバイクで走り出したり?

笑。そんなんじゃないですけど、、その頃には夢は忘れちゃって、遊ぶ事覚えちゃって。

20才くらいの、酒とか色んなもんに飲まれちゃって、、訳わからんくて覚えてない時期、、、あるっすね。

あるっすよね。笑。それでもう、4年位無駄にして。

気付くと25才になっとるやつ。

そうそう!もうすぐ25になる、やべー!って。俺もうすぐ25才なのになにやっとるんやって。

気付けて良かった。

はい。で、25才になる前に修行入ろうって。そんとき家は横浜やったんすけど、名古屋のスタジオに夜行バスで行きました。




〜2年間、カップラーメン食ってました〜


それはもう飛び込みで?agitΩ


本見て、募集中のとこ行きました。で、面接みたいな事して。明日から来れますって。で、横浜から名古屋戻って。24の時です。

24才ならまだ軌道修正が早かったんやな。

いや、今でも遅かったなって思ってます。俺の兄弟子なんか俺の3つ下やったし。ちょっとでも早くやっときゃよかったと思う反面、むちゃくちゃやっとった20代前半があるから今の思考とかスタイルとか、あると思うけど。

無駄なものはないと。

修行中、(店に修行に)来る子、皆若かったもん。若くないと続かないんすよ。金貰えんし、休み無いし。

小遣い制みたいな感じ?

いやいや、小遣いもないっす。スタジオにカップラーメンと酒のツマミがあるんで、それは食っていーぞって。だから2年間、カップラーメン。カップ焼きそばが白飯で、カップラーメンが味噌汁、みたいな。

笑。マジや。

たまに、面倒見てくれる人が飯連れてってくれたり、酒飲みに連れてってくれたり。

2年間、絵書いたり?他には?

絵書くしかないっす。

自分で練習したりとかは?

いや、2年間それもなく。ある程度認められたら入れられてもいいっていう。

その認められてってのは絵を?根性を?

根性っすね。大体皆もっても2ヶ月でやめてくんで。最短半日とか。そういう人、何十人も見てきたっす。

普通そうなの?

選んだスタジオの運が悪かったっす。笑。でも根性はめっちゃついたっすね。

寿司屋とか料理の修行もそんなようなところあるよなきっと。修行内容に意味を求めたら敗けっていう。

今になったらあんだけボコボコにされた意味もわかるんすけど。されてなかったら俺、精神的にやられてたかも。こっち(高山)帰ってきてお客さんおらん時期、もたなかったと思う。

いちいち意味求めたらやってられん事多いかも。

そうかもしんないすね。

元々たいして意味無い事、無理矢理意味あるようにしとるだけやもん。

そっすねー、、そう、そうやってもうすぐ修行が終わるっていう25のときにスタジオが揉めだして、、、いきなりクビに。

よくある話や。

そやけどまた一から修行は嫌やし。

またカップラーメン食っとるだけっていう、、、

笑。絵は書いてたんすけど、まだ彫ってない。でも飯も食っていかないかんし、働こうって。そっからすよ、酷かったのは。紹介してもらった名古屋のメンパプで働いて、、。

こっからも酷いんや。笑。

はい。そこのオーナーさんがスゲェ悪い人で、、、(※詳細伏せます。)

先言えよと。笑

スゲェ色んな経験したっす。色んなもん見たっす。

例えば?

書けないっすよ?凄かったのは、、、(※書けません。)

書けないっす。笑。新宿スワン(歌舞伎町を舞台にした風俗嬢のスカウトマンの漫画。)やな。

新宿スワンすよ。他にも7~8人に、、、(※書けません)とか、(※書けません)とか、そんなんばっかで。
ま、そこにしばらくいたんすけど。そのうち前のスタジオの先輩がスタジオやるって話がでて。

やっとや。

やっとっす。それが27のときで。でも、なったらなったでお客さんおらんくて飯食えんくて。飯食わなかんで夜のクラブでバイトしながらやってました。

それ前に聞いたかも。

クラブで働いとると色んな人に声かけられて。「どこでいれたの?」って。 自分でやってるんですー、みたいな感じでやってるうちに飯食えるようになってきて。軌道にのってこっからやぜってときに今度は、、、(※書けません)

笑。最近流行っとるよな。

それでもなんとか、、、(※書けません)

笑。獣王とかあったころな。

そんで、、、、(※書けません)

(爆笑)いや、面白いんやけど、ほとんど書けないっす。笑。俺的にはOKなんやけど。笑

どーなんすかね? 笑。

やんわりぼかしながら書けばいーか?わからんで※書けませんって書いとこ。笑。なんか、いーなー。コッシー楽しそうで。俺名古屋おったとき仕事しかしてないもん。

いや、そんときの写真とか見るとそーでもないっすよ。暗い顔してますもん。

そか。その後高山帰ってきたの?

はい。そんなこんなで帰ってきて、今に至る。




〜60才の自分がどんな絵描いてるのかが楽しみ〜


そんなんの最中も絵をずっと描いとったのが良かったのかな。色んな経験して、表現の降り幅が増えたみたいな、、、あ!ほらもうインタビュー1時間越えた。テープ起こしでーれ大変やぞこれ。笑。インタビュー「コッシーの職業病」


俺こんなん一時間しゃべって、使えるのか、使えんのか。

ほとんど使えません。笑。そろそろインタビュー締めましょうか。

そうですね。俺の職業病については何も触れてくれないんですね。笑。

ごめん。忘れとった。笑。痔の話しやな!こないだ温も言っとったけどやっぱり(痔)出るってよ。絵を描くとそんなに(痔)出るもんなん?

(痔)出るっすよ。

どんぐらい座りっぱなし?

コ 昼から店で絵描いたり、彫るのも長いと夜11時とか12時間とか。やで12時間座りっぱなしとか。

そりゃ(痔)出る。

(痔)出た時は一日中彫ってて、夜中の1時に彫ってる横でまだ2人待ってるみたいな。そりゃでますよ。

、、、大変やな。笑。
じゃあ最後に、、、何か今、夢とかありますか?

夢すか、、、今は自分が60才になったとき、どんな絵書いとるかが楽しみです。

え?60まで生きるの?笑

無理っすかね?笑

60ならいけるか。笑

内臓はやられるっすね。

今さら俺みたいに酒も煙草も辞めてってようせんやろ?

する気もないっすね。笑。

皆で長生きしましょうってことで。よーし、こんなもん録ればもう十分でしょう。どんだけ使えるかわからんけど。ほとんどカットやし。笑

ほとんどカットっすか。笑

ではでは、ありがとうございました!

ありがとうございました!






いかがでしたでしょうか?
いかがもなにもほとんどカットしてますけど。笑
何時だったか聞いた、絵が好きで、でも絵じゃ食えんからこの道入ったっていう話、今回のインタビューで再確認できました。
こういう怖い見た目のヤツって、めちゃくちゃ優しいヤツが多いと思う。店やってる時この人達に救われたもん。
これ見てコッシーの人となりが少しでも伝わったでしょうか?もし興味をもったら下のリンクから作品覗いてみて下さい。高山で店もやってるので気軽に覗いてみて下さい。

コッシーの絵や作品達はこちらからチェック。
(コッシーのブログインスタHP)



次回は絵繋がりで佐藤温君です。
僕とはスケートボートで知り合った、独特の絵を描く画家です。今月末に3回目の中国の個展に出展するのでそれにあわせてのご紹介です。

それでは次回もお楽しみに!



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